sphinxでの控えめな表 1

表の表現が強烈すぎる。もう少し控えめな罫線にしたいし、行毎に背景色を変えて見やすくしたい。

htmlの場合

htmlの場合は簡単。cssを上書きする。

この表が

../../../_images/spxTbl01.png

この表のようになる。

../../../_images/spxTbl02.png

(1) custom.cssの作成

出力されたhtmlを見ると、クラス”row-odd”と”row-even”が適宜されていたので、以下のように奇数行とヘッダ行にだけ色をつけるようにした。

/* 表の奇数偶数で色を分けて見やすくする   */
table.docutils th.head{
    background-color: #eeeeee;
}

table.docutils tr.row-odd{
    background-color: #fafafa;
}

/* 表の枠線の色を薄くして、うるさくないように変更   */
table.docutils td, table.docutils th {
    border: solid #eee;
    border-width: 1px 0.01px 0.01px 1px;
    padding: 0.25em 0.7em;
}

ついでに、枠線の色も薄くした。枠線のの定義で、”0.01px”となっているのは、”0px”にすると別の定義が有効になってしまうようなので、できる限り細くする事で対処した。

custom.cssの配置場所はデフォルトでは”_static/custom.css”。

(2) conf.pyの変更

公式サイトの以下の記事を参考に、conf.pyの末尾に追加。

HTMLテーマに独自のCSS/JSファイルを読み込ませてデザイン調整等したい

# HTMLテーマに独自のCSS/JSファイルを読み込ませてデザイン調整等したい
# http://sphinx-users.jp/reverse-dict/html/custom-css-js.html
def setup(app):
    app.add_stylesheet('custom.css')

落穂拾い 2017/04/30

Apple Developer Center

リリースノート

キーボードショートカットとメニュー選択を記述する

ソフトウェアの操作マニュアルやチートシート作成が楽になりそうな記述方法を見つけた。

キーボードショートカットを示す記述と、メニュー選択を示す記述方法。

キーボードショートカットでは、以下の記述をする。

アプリケーションを終了するキーボードショートカットは :kbd:`Command + Q` です。

表示は以下のようになる。

アプリケーションを終了するキーボードショートカットは Command + Q です。

「Command + Q」の部分に淡い色がつく。同じ文書中に繰り返しこの表記が使われる事で読者は地の文とキーボードショートカットの区別を認識しやすくなる効果がある。

同じく、メニュー選択では、以下の記述をする。

アプリケーションを終了するメニューは :menuselection:`File --> Quit` です。

表示は以下のようになる。

アプリケーションを終了するメニューは File ‣ Quit です。

こちらは、より効果的に見える。「File」と「QUit」が地の文とスタイルが異なる事と単語間の三角形がメニュー操作であることを読者に認識させる効果がある。

さらに、csvテーブルの中でも使用可能。以下のようにcsvの中にそのまま書き込める。

.. csv-table:: チートシート見たいな一覧表
    :widths: 25, 75

    "アプリの終了色々", :kbd:`Command + Q`
    "アプリの終了", :menuselection:`File --> Quit`

出力は以下のようになる。tableの細かなレイアウトはテーマファイルなり、styファイルなりを変更すれば好みの物になりそう。

チートシート見たいな一覧表
アプリの終了色々 Command + Q
アプリの終了 File ‣ Quit

余談ですが、操作マニュアルの巻末にメニューやショートカットの一覧があると便利だと思うんです。 操作を覚えるまでは、一覧表を見ながら操作すると上達が早くなるからです。